男性の離婚相談
男性側に有利になるよう離婚問題の解決を進めていきます。
「女性のための離婚相談」ページの反響からか「我々男性は相談できないのか?」というご指摘がございましたので、
今回は男性向けの離婚相談についてお話させていただきます。
離婚の原因は様々です。
ただ、男女だからといって特別な差があるわけではなく、
配偶者の不貞行為を理由とした離婚の場合は、
男性としても相手方男性に慰謝料請求を行うことが可能です。
親権に関しても、事案に応じては争うことも可能です。
「離婚したのだからすべて仕方ない。」と女性に言われるままに財産を処分するのではなく、
必要に応じては、戦う必要があります。
(離婚問題に対する男性の悩み)
・離婚後の公平な財産分与
・養育費・婚姻費用・慰謝料(不貞行為の場合)の額
・会社にばれないか。
当事務所における男性のための離婚相談の3つのポイント
ポイント①強気の交渉
昔から「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」と言われるように、夫婦喧嘩は、
原則的に夫婦の問題です。
ですが、いざ離婚となれば、
法律家が介入するなど、第三者による解決が必要となる場合があります。
しかし、ある不具合が生じた場合でも、
できるだけ穏便に秘密裏に交渉して済ませたいと、男性は特に思うようです。
妙なプライドも同時に持ち合わせていることから、
「まあしゃーない。離婚しか選択できなかった自分も悪い」と、
仮に女性側に問題があった場合でも格好つけてしまうことがまれに見受けられます。
相手としては、ここぞとばかりにかなり高額の婚姻費用請求をふっかけてきて、
ビックリした男性がご相談に来られる場合があります。
私たちは、法律のプロフェッショナルとして、基本的には情に流されません。
従うべきは法律と、今まで培った経験です。
当然ですが、一般の方のこのような知識や経験はありません。
それを補うために私たちがお力になるのです。
そのためには、感情に流されることなく、相手女性に対して強気な交渉が望まれます。
ポイント②交渉術
特に、慰謝料に関して、女性は感情的な請求をしてくることがまれにあり、
かなりの高額を請求してくることもあります。
請求されたとき、仕方ない、
と支払うのではなく、
プロの法律家として交渉し、減額に努めます。
その手段に関しては企業秘密ですが、
弁護士が入るか入らないかで、数百万円の差が生じることも、まれではありません。
ポイント③徹底した秘密
弁護士である以上、依頼者の秘密保持に関しては、当然です。
それに加え、離婚案件では、
会社にばれることを極端に嫌う方もいらっしゃいます。
仮に、不貞行為案件である場合、
激高した相手女性が、会社に乗り込んできたり、
電話してきたりすることも、現実的にはあります。
そういったプライバシーの保護も含め、
弁護士が入るメリットは大いにあると言えます。
一歩弁護士が介入すると、まず相手に受任通知を送ります。
(「私が代理人となりましたので、以後の連絡は代理人宛にお願いいたします。」という受任したことを示す通知書面です。)
これに違反した場合には、個人情報違反や、不法行為も含めた、
弁護士ならではの反論が待ち受けています。
冷静に相手方と交渉することにより、速やかな形での解決が可能となるのです。
まとめ
一般社会において「男気」は非常に魅力的です。
しかし、法律において「男気」交渉はときとして自己に必要以上の不利益をもたらすおそれがあります。
餅は餅屋に、離婚案件は弁護士に。
そうしたスマートな対応こそが、一番の「男気」ではないでしょうか。
ご相談をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。


温和な風貌からは想像できない情熱的な事件処理と、40年を超える弁護士実績で、生涯現役を貫く。弁護士業の傍ら、追手門学院大学理事長、学校法人追手門学院大学の学長も兼ねる。


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