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慰謝料訴訟における証拠の重要性

離婚においては「慰謝料請求」と「証拠」に関することが問題になります。
「証拠がないと慰謝料請求できない」というのは本当で、あくまでも証拠と法律に基づいて慰謝料請求をしていくわけです。
そこで、慰謝料訴訟における証拠の重要さと、実際にどのような証拠が必要になるのかを解説します。
 

裁判の基本は「主張」を裏付ける証拠

冒頭でも述べた通り、慰謝料請求には証拠の存在がとても重要な意味を持ちます。
特に男女関係における不貞行為、不倫、浮気などが原因で夫婦間の関係がもつれた場合、協議離婚や調停でも決着がつかないとなると、最終的には裁判へと発展することも珍しくありません。
裁判では当事者の「主張」と「立証」がワンセットである必要があり、この立証部分で必要になるのが「証拠」です。
主張については当事者の言い分であるため、基本的には自分に有利なことを話すことが多いでしょう。
しかし、それゆえにお互いの言い分が食い違い、真っ向から対立する可能性もあるわけです。
そこで主張を支える「証拠」を見て判断されることになります。
日本の裁判は「証拠裁判主義」という原則に従っており、当事者の主張を裏付ける証拠がなければ、勝つことは困難です。
 
裁判で判決を出す裁判官は、いわばスポーツにおけるレフェリーの役目で、客観的な立場から物事を判断する第三者です。
この第三者に自分の主張を納得させるには、「自分の主張が真実だ」と判断してもらうための材料が必要ですよね。
特に慰謝料請求訴訟においては、感情的になって認識の違いや意見の食い違いが発生しがちですから、証拠の重要性が高まるのです。
 

慰謝料請求訴訟で必要になる証拠とは?

では実際に慰謝料請求訴訟において、どのような証拠が必要になるのかを整理しておきましょう。
仮に離婚となった場合、財産分与を見越しているのであれば、証拠集めは必須の作業になります。
 

会話を録音したテープなど

不倫、不貞行為、浮気などを裏付ける会話の録音テープ(音源)は、証拠として採用される場合があります。
ただし、会話の内容が一方的であったり(片方が相槌や返事だけなど)、後から編集されていたりすると、証拠としての信頼性が低くなります。
また、著しく反社会的な行為によって入手された音源は、証拠能力が否定される場合もあるので注意が必要です。
例えば自宅以外の場所へ侵入して盗聴器を設置するといった行為は、行為自体に違法性があるため証拠能力を否定されがちです。
一方、自宅でのICレコーダーによる録音は「秘密録音」に該当し、証拠になり得る可能性が高いといえます。
 

携帯電話やスマートフォンのデータ

携帯電話のメールやスマートフォンでのSNS(LINEやハングアウト、Skypeなど)を使った会話のログも、証拠となる可能性があります。
ただし、あくまでも配偶者の携帯電話やスマートフォンからログを収集した場合です。
また、暴力によって端末を奪い取ったり、自宅以外の場所へ侵入したりといった行為がある場合は、証拠能力が否定される可能性もあります。
 

(写真はイメージです)
 

動画や写真

写真や動画など、視覚的に状況を確認できるデータは、証拠能力が高いと判断される傾向にあります。
日時や当事者の顔がはっきり確認できるものであれば、より証拠能力が高まります。
ただし、こちらも違法性が高い手段によって入手されたものではないことが条件となります。
 

証拠能力の判断には弁護士の力が必要

このように、単に証拠と言っても様々な手段があり、入手方法にも条件があります。
感情の力だけに任せ、浮気相手との通話記録、写真、動画、LINEのチャットログなどを収集したとしても、違法性が高い手段によって入手された証拠は、証拠能力が否定されてしまうでしょう。
 

 
したがって、確実に慰謝料を請求するためには、法律の専門家である弁護士の助言を得ながら証拠を収集するのがベターです。
 
慰謝料問題をご検討の際は、ぜひ当事務所にご相談ください。
 

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